店の大掃除。機械のモーターを取り外し、こびりついた煤を掻き落とす。意外と楽しい。
冬の底
夢から覚めて時計を見ると10時を回っていた。酒を飲んで寝ると決まって変な夢を見る。ベッドから起き上がり、カーテンを引くと青空が広がっていた
今日は冬至。冬のどん底。昨日届いたバッハのオルガン全曲CD12枚の中から4枚を大急ぎでリッピングし、カーステレオのメモリーにコピーした
潜水艦ノーチラス号にはパイプオルガンが装備されており、謎の人物、ネモ船長がそれを演奏する。ノーチラス号はパイプオルガンの荘厳な音色に包まれて深い海を潜航していく。一方、ぼくの車にはパイプオルガンはまだ装備されていない。しかし、冬のどん底の今日、ヴァルヒャの弾く重厚なパイプオルガンを響かせながら重く沈んだ空気の底を巡航するのだった
家に帰り着き、屋上でビールを飲んだ。やがて西の空が赤く染まり、一番星が光りはじめる。木星だ。しかし、近くにあるはずの土星がない。よく見ると木星のかたちが変。ダルマのように見える。というわけで望遠レンズで撮ってみました
あしたは休みなのです
寒い夜
熱帯雨林で迷子になる
ヴァルヒャのバッハオルガン全集のCD、欲しいと思いつつも8000円近くするので、そのうち中古品が2000円くらいで出るだろうとダラダラ待っていたのだけど、なかなか出ず、既に忘れかけていたのだった。ところが今日読み始めた礒山雅(著)「バッハ=魂のエヴァンゲリスト」で、バッハの現代的蘇生にもっとも功績のあった人としてリヒターやグールドと並んでオルガンのヴァルヒャが挙がっていた。やっぱりな。これはやはり買わなきゃ、と決心し、さっそく熱帯雨林に行ってポチろうとすると、[CD7366円]のボタンの隣に [ストリーミング Amazonプライム特典]のボタンが。で、押してみると
CDを買わずとも、これで十分じゃなかろうか、と、また迷いはじめたのだった