バラが咲いた

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「黄色いバラと赤いバラが咲いたの」
カウンターで珈琲を飲みながら常連のKさんが言った。
「へぇー、バラを育ててるの。意外だな」
ぼくは言った。
「意外じゃないでしょ! そういう人なのよ、あたしは」
Kさんは憤慨して言った。
「信じられないな、花を育ててるなんて。そんなふうには見えないよ。じゃあ、あの花の名前、分かる?」
ぼくはテーブルの花を指差した。
「○○○○でしょ?」
正解だった。ぼくは彼女を見直した。

風が冷たい休日

空は曇っていたが、車は西の海に向かっていた。
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午後から晴れるという予報だった。海に面したいつものレストランの前を通ったが、空と海が灰色のせいで、気分が乗ってこない。
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そのむかし風車村があったところに寄ってみた。青空が見えてきた。だれもいない。車は東に向かった。
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いつもの植物園に寄ってみた。バラ園のバラが咲き始めていた。
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展望所に上がって、海を眺めた。
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睡蓮の花が咲いていた。

もーねます

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酒を飲んで裸になる。
いいね~。
考えてみれば、裸でいるほうが悪いんじゃなくて、裸を見て興奮するほうが悪い。
ん? 勝手なことをいうなって?
そういえば、きのう、へんな夢を見た。
ぼくがどこかのリビングルームでくつろいでいると、突然、そこにビキニ姿の若い女の子が10人くらい、どーっと流れ込んできた。中にはトップレスの女の子もいる。ウハウハ。
しかし、目が覚めて、ぼくは考え込んだ。あの夢はいったいなんだったのか。欲求不満の表れか。ま、いいや。話を戻そう。
ぼくの場合、酒を飲んでる時のほうが、ぼくらしいと思う。本人が言うんだから間違いない。と、ここからが本題なのだが、ビールを飲んだら眠くなってきた。
というわけで、おやすみー

たい焼きは黒餡がいい

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お客さんから、たい焼きをいただいた。
「白あんとカスタード、どっちがいいですか?」って聞かれたので、
ぼくは迷うことなく「白あん」と言った。
たい焼きにカスタードは絶対おかしい。それはぼくの美学に反する異次元の食い物である。
しかし、もしこう聞かれたら、こう答えるであろう。
「たい焼き、お好きですか? カスタードですけど」
「ありがとうございます、ボク、たい焼き大好きなんですよ」

ココロのイメージ

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暖かくなってくると、ケヤキの枝が、矢印みたいにピューンと伸びて、そこに葉っぱがピョコピョコ生えてくる。たぶん、ぼくのココロの中でも同じことが起きている。

初夏の予感

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駐車場のアジサイが小さなつぼみをかかえていた。つぼみは風船を膨らますように少しずつ大きくなって、一ヵ月後には人の頭ほどになる。そしてやがて梅雨に入る。

今日も頭痛が痛い

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カメラが帰ってきたその日、ぼくは夜遅くまでカメラと遊んでいた。寝る時間を惜しんで遊んだせいで、その翌日、頭痛とめまいに襲われた。そして今日、まだ頭が痛い。

雨の中のつつじ

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休みなのに、雨が降っている。
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昨夜、デジイチが修理から帰ってきた。天気がよければ、写真を撮りに出かけるつもりだった。でも、雨が降っている。
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ぼくはベッドに腰掛け、カーテン越しに遠くの山を眺めていた。
あの山の向こうに海がある。雨だけなら出かけるつもりだった。ぼくは雨の中を傘をさして写真を撮るのも好きだ。でも、外は強い風が吹いている。
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しかたなく、ぼくは庭に出て、傘が飛ばされないように気をつけながら写真を撮った。雨のせいか、もみじの若葉と、つつじの花がきれいだった。

心配性のぼく

夕方いらしたお客さん、来月からスキューバダイビングを始めるそうだ。前回いらした時、たまたま彼の隣に座ってた常連さんから、スキューバダイビングがいかにおもしろいか、という話をしつこく聞かされていた。そんなわけで彼も始めることにしたらしい。もし彼が潜ったまま上がってこなかったら、ぼくにも少し責任があるかもしれない。心配だ。