どちらかといえば、ぼくは人に悲しい思いをさせようとは思わない。でも、結果的には違うのかもしれない。なぜなら、ここ数日、ぼくの冷蔵庫は空っぽなのに、ぼくは平気でいられるからだ。空っぽの冷蔵庫は、毎日、どんな気もちでいるだろう。なにも入れないのなら、いっそ、電気を切ってほしい、と思っているかもしれない。
2000年6月のHPから
ペーパームーンとチシャ猫とモーフィアスな必然
シリの皮が少しムケた午後
車が目的地に着いたとき、時計は1時をまわっていた。
とにかく腹が減っていたので、湖畔にある食堂で昼食にした。その店の前には、そうめん流し機も並んでいて、そのうち数台がスタンバイしていた。
以前、ここで食べた時、鯉のあらい定食がおいしかったので、今日もそれを頼んだ。注文すると、おかみさんが大きな網を持って店の前の生簀に向かう。店は質素だけど、ここの定食は一級品だ。ほんとにおいしかった。
腹がふくれたので、いつものようにボートに乗ることにした。
目立ちたい年頃の某F少年なら、きっと派手なピンクのミッシー号を選ぶであろうが、
ぼくはもう十分に大人なので、目立たない、ふつうの手漕ぎボートを選んだ。
湖の中央付近にボートを停め、ぼくは湖の深さを想像した。この湖の水深は、その大きさの割にけっこう深く、100m近くある。あのジャック・マイヨールによる素潜りの世界記録が105m。ほんとうに深い。
ぼくとの出会い
ぼくは枯れた花の写真を撮ったことがない。何日か前、ぼくは、そううつだものさんのブログを見て不思議な感動を体験した。正確に言うと、感動している自分に気づいて、びっくりした。ぼくはその時、知らないぼくに出会ったのだ。そこには枯れたバラの写真が数枚あった。
昼過ぎ、某F少年から、あの本を借りた。そして
ぼくは、ぼくの知らないぼくに出会えるだろうか。
スキャット
月が出ている。
ひとりで月を見ていると、夜の静寂からあの声が聞こえてくる。
開花宣言
南日本放送のニュースによると、本日、アジサイの開花宣言があったのだそうです。以下、引用
鹿児島地方気象台にあるアジサイの標本が開花しました。外から見える色づいた部分は「がく」にあたり、「花」ではないそうです。本当の花は「真花」といい、直径は7ミリほどだそうです。
写真は駐車場のあじさい