
休みだったのでドライブに出かけた。昼食をとるために港の近くの料理屋に行くと、玄関の黒板に「今日の日替わり 海老カツ丼 680円」と書いてあった。カツ丼なんか食べたくなかったが「海老カツ」というのが気になって、それを注文した。カツにできるほどのエビとはイセエビであろう、と想像したからである。

しかし、ワクワクしながら食べてみると、それは小エビの詰まったカツであった。満腹したぼくたちは、海に面した某レストランでコーヒーを飲もうということになった。しかし、行ってみると、前回と同じく「準備中」であった。もしかすると定休日を月曜にしたのかもしれない。海に面した某美術館の屋上で海を眺めていたら、アイスクリームを食べたくなったので、海の近くの公園に行くことにした。この公園の売店には、ぼくの好物のアイスモナカが売っているのである。売店に入って、アイスクリームのショーケースを開けると、モナカは、もーなかった。仕方なく、モナカなしで公園をぶらついた。

すると、いっしょに来たヨッパライ某が、「ほら、あの匂い」と、木陰からぼくを呼んだ。行って見ると、ほのかにムスクの匂いがする。ジャコウアゲハだ。風は海から吹いている。防風林を棲みかとしているジャコウアゲハの匂いが風にのって漂ってきたのだった。

ぼくたちは海に向かった。公園を抜け、サイクリングロードを横切り、蔦の絡まる、うっそうとした松林を歩くと、ところどころで、むせるほどにムスクの匂いがする。しかし、肝心のジャコウアゲハの姿が見えない。外は暑いし、どこかで昼寝でもしているのだろう。
ぼくらはそのまま海に抜けた。ほどよい海風が吹き続けていて、知らない国の音楽を聴いているような心地よい気分になる。しばらくぼんやりと、砂浜を歩いていた。

9月になる前に
夏の足あと
灰色の街
失恋したわけでもないのに
of blue
頭で鳴り響くファンファーレ
曽木発電所跡
予定では宮崎に行ってモアイ像などを見てくるつもりであったが、ネットで調べていたらだんだん面倒くさくなってきたので、次回に回すことにした。と、いうわけで、ヨッパライ某にどこに行きたいかきいてみると、大口の曽木の滝に行きたい、という。大口には何度も行っているが、曽木の滝には行ったことがない。と、いうわけで、ポットにコーヒーを詰め、進路を北にとった。山を越え、北に向かって2時間ほど走り、右に曲がって左に曲がって長い橋を渡ると、そこが曽木の滝だった。鹿児島の北極と呼ばれるだけあって、かなり涼しい。ちなみに曽木の滝は東洋のナイアガラと呼ばれているそうだ。
曽木の滝公園を一周したあと、ぼくは以前から気になっていた曽木発電所遺構に行ってみた。今は8月なので、その姿が見れるはず。
曽木発電所遺構とは…
鹿児島県伊佐市のHPに次のように書かれている。
————— ここから —————
曽木の滝の1.5キロメートル下流に、今でも明治の面影を強く残している曽木発電所跡があります。
曽木発電所は明治 42年に竣工し、その出力は当時国内でも最大級のもので、水俣のチッソなどにも送電を行っていました。昭和40年に鶴田ダムの完成とともに水没することになりましたが、現在では渇水期の5~9月頃に中世のヨーロッパの居城後を思わせるレンガ造りの建物が姿をあらわします。その時期以外は大鶴湖の湖底に沈み、存在をも忘れさせます。また、周辺にはヘッドタンクやずい道跡なども残っており、土木遺産として貴重なものとなっています。創始者の野口遵は近代化学工業の父とも言われ、経済人としても活躍をしました。
————— ここまで —————
(右上の水没中の写真は伊佐市のHPより転載)
10月になったら、湖底に沈んだ姿を見に行こうと思う。
対岸の展望所より撮影。
なお、曽木発電所跡は現在整備工事中のため、現場に近づくことはできないようです。
動物たちのサマーナイト
昨夜は恒例の某サマーナイト花火大会だったそうだ。店を閉めて帰ろうとすると、ズシーン、ドカーンと、まるでゴジラが天文館で暴れてるような派手な地響きが店を揺さぶった。ぼくはゴジラに襲われぬよう、早々に帰路に就いた。それにしても凄まじい重低音。ぼくたち人間は、その原因が花火だってことを知ってるからいいけれど、それが分からぬ動物や魚たちにとって、昨夜は恐ろしいサマーナイトだっただろうな。そんなわけで、ゴジラは来年あたり南下するらしい、というウワサがチラホラ。











