
窓の外が明るい。朝だ、仕事に行かなくちゃ。ぼくは布団を跳ね飛ばして起き上がった。が、今日から休みであることに気づいて再び布団にもぐりこんだ。が、寝つけそうになかったので家の大掃除をSTARTさせることにした。まずは風呂の掃除だ。思ったほど汚れてなかったが、年末の気分を出すために、カビキラーを四方の壁に思い切り吹きつけた。そうだ、このニオイだ。ぼくはこの刺激的なニオイを嗅がないと歳が暮れた気分にならないのだ。すると感動したわけでもないのに目が痛くなって止めどもなく涙があふれ始め、前が見えなくなった。頭もクラクラして立っていられない。催涙ガスにやられたような感じだ。ぼくは手探りで浴室から脱出した。ふっ、朝からドラマチックな展開だ。風呂掃除を終え、一階にある店のシンク周りとステンレス缶を洗い始めた。ぼくはオートマチックのスイッチをオンにした。こうしておくと、ぼくの体は自動で作業を進めていくのである。その間、ぼくは今年あったいろんな出来事を振り返っていた。物思いにふけっているうちに作業は終了し、いつのまにか店はピカピカになっていた。休憩をかねて食事をとり、年末恒例の、台所の換気扇の掃除を開始した。数年前から劇的に効く洗剤を使うようになり、作業時間は大幅に短縮した。というより、ほとんどゼロになった。以前は、この作業だけで2~3時間は消費していたのである。大きなバケツに50度の湯とその洗剤を入れ、油まみれのファンとフィルターをどぼん。1時間後にはピッカピカ。ほんとにこれでイイのだろうかと心配になるくらいだ。浸け置きしている間に、掃除機をかけたり、雑巾がけをし、年末の大掃除はほとんど終了した。
終わっていくもの
オラはすんじまっただ
2009年の仕事は今日ですんでしまった。
ノーシン的な夜
今日もすごくマジメに仕事をしているような気がする。実は、まだ店で仕事中だ。晩メシも食ってない。しかも店を閉めたあと、某店に珈琲豆を配達しなくちゃならない。オレって、ほんとうは勤勉なのだ。そのせいか、とても頭痛がしている。
今日
今日は非常にマジメに仕事をしたような気がする。そのせいで、とても疲れてしまった。おやすみ
さらばいとしき
焙煎機のドラムを回すモーターが壊れた。数日前からひどい音がし始めていたのだ。今朝は5種類の珈琲豆を焼いたのだけど、その最後の豆を焼き終えたところで動かなくなった。豆を焼いている最中でなくて本当に良かった。豆を焼いている時、モーターが異常に熱くなっているのに気づき、湿らせた布巾で冷やしながら豆を焼き続けた。最後の豆を焼き終え、ほっとして布巾を取った時、モーターは停止した。完全に焼きついていて、手で回そうとしてもピクリとも動かなかった。モーターは機械だから心はないけれど、ぼくは親しい友を失ったような、センチな気分になった。
替わりのモーターは明日届く。ぼくは古いモーターのことなどすぐに忘れ、いつものように珈琲豆を焼き続けるだろう。
夜の散歩
今日も忙しかった。へとへとだ。早く帰ってご飯を食べたい。
でも、アレをしなくちゃ。
ぼくは今日中にアレを出すと決めたんだ。
ぼくは机に向かい、アレをはじめた。
アイデアをひねる。ひねる。
でも、いい案は浮かばない。
浮かばない。
浮かばない。
ちょっと浮かんできた。
浮かんできた。
ヨーシ、それで行こう。
ぼくはパソコンに向かった。
マウス、ゴシゴシ
キーボード、カチャカチャ…
でけた!
プリンタがうなりをあげる。ガガガガ
終わった。
ぼくはそれを持って、某駅ビルに歩き始めた。テクテク
コンビニの前ではサンタクロースの格好をしたネーチャンが必死にケーキを売っていた。
レーザープリンタの逆襲
ぼくは印刷機が嫌いだ。なぜなら毎年この時期になると壊れるからだ。そろそろ年賀はがきを印刷しなくては、と思い、とりあえず宛名面だけでも印刷しておこうと考えた。ぼくが使っているのは安物のレーザープリンタ。はがきをセットし、いつものように印刷を開始した。とたん、印刷機が変な声で唸りはじめ、思い切りズレて印字し始めた。うおお~っ、ぼくはあわてて止めようとしたものの、どうしていいか分からず、じたばたしているうちに10枚近くがパーになった。むかー、なんてヤツだ。ぼくはアタマにきた。ふつうの人ならハンマーでブッたたくところだろう。だが、沈着冷静が売りのぼくはそんなことはしない。つまり、原因はなんだろう、と、考える人モードになったのである。フタを開け、とりあえずゴムローラー付近を湿らせた布でこすり始めた。みるみる布が真っ黒になってきた。ふっ、ワトソン君、原因はこれだよ。ぼくは得意になってローラーをゴシゴシやり始めた。すると、ポロッ、とローラーが取れた。ぎょえ~! ぼくはあせった。今壊れてもらったら死ぬほど困るのだ。だが、よく見ると、もともと外れるようになっていたのだった。ホッとすると同時に、やり場のない怒りが湧いてきた。機械の分際でオレをおちょくっているのか。ぼくはブツブツ言いながら、ローラーを元通りにし、フタを閉じた。恐る恐る印刷してみると…。パーフェクトであった。ふっ、オレって天才かも。
みかん色の太陽

今日は冬至。というわけで、当家でも柚子湯をすることにした。柚子湯なのだから、当然、ユズを入れるかというと、わが家は違う。「新説・柚子湯」に従い、太陽に見立てた黄色いミカンを浮かべた。つまり、丸くて黄色くて水に浮かべば何でもよい、という理屈。しかし、残念ながらフツーのミカンは香りがヨワイ。ユズのような、いい香りがしない。つまり、ちょっとさびしい。そこで一計を案じ、柑橘系の香水、tacticsを補助的に用いることにした。そこまでするのなら、はじめからユズを使えばいいのだが、買ってくるのを忘れたのだった。

照明にろうそくを用いるといっそう気分が出る。ような気がする。
インディジョーンズ的休日その5

自宅周辺の探検はまだ続いている。今日はふれあいスポーツランドの一番奥の道を下りてみた。下りきってみると、そこは田んぼだった。大きな水路があって、きれいな水が流れている。ぼくは水路を上流にたどっていった。しばらく歩くと平地は終わり、山の入り口にさしかかった。水路は山の崖に吸い込まれ、道は山の中へ入り込んでいった。

道の左手になにか看板がある。旧伊作街道。ぼくはびっくりした。この道は吹上浜に行く時に通る、あの伊作街道の旧バージョンなのか? ここを上っていけば、旧伊作峠にたどり着き、もしかするとそこからは海が見えるかもしれない。ぼくは急にわくわくしてきた。ぼくはどんどん上っていった。道は高木に覆われ、かなり暗い。交通量は、まったくない。今日はぼくの貸切らしい。

どれくらい歩いただろう。そろそろ峠になってもいいんじゃないか、と思い始めたころ、某電力会社の変電所が見えてきた。それを右手に見ながらさらに上っていくと大きく視界が開け、広い道路に出た。しかし、車が走っていない。その道を右に上ったところが変電所のようだ。ぼくは道を下っていった。

すると車の往来する騒音が聞こえ始め、やがて道路が見えてきた。道路に出てみると、ちょうどバス停があって、「平治」と書いてある。これはいったいどの辺なんだろう。伊作峠でないことは確かだ。ぼくはがっかりした。ぼくは引き返すことにした。
家に帰り着いて地図で調べてみると、伊作峠は「平治」のバス停からほんの少し上ったところだった。いずれにせよ、そこはぼくが頭に描いた、海の見える旧伊作峠ではなかった。
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