(2000年1月4日の日記の冒頭)
朝6時50分に家をでる。サラリーマン生活がまた始まったのだ。玄関のドアを開けると、まだ夜の明けきらない深い紺色の空に、冴えた三日月と明るい星がペアになって輝いている。なんだか今年を暗示しているような妙な感じがした。
プラネタリウムソフトで2000年1月4日6時50分を表示してみた。南東の空に細い三日月と金星が浮かんでいる。あれから10年。ぼくにとって今日は特別な日。
あの場所に出かけた。
10年前、ぼくは会社を辞めた。あの日、ぼくと家族は堤防に座って冬の海を見つめていた。だれも口をきかなかった。あの時の風景はぼくの記憶の中で止まったまま。
いつものハーブ園で昼食。タイムとコリアンダーをちぎってトマトリゾットに入れる。ぼくにとってハーブは魔法の薬。
ハーブ園の噴水の周りにはオキザリスが密生している。白やピンクに混じって、めずらしい紫も咲いている。
イッシー君に会いに行った。いつの間にかイッシー君は、イッンー君になっていた。
初ソフト。んめ~
指宿スカイラインを上り、展望台から海を眺める。硫黄島がはっきり見えた。
硫黄島
屋久島
家に帰り着き、真っ先にパーシーカラーを見に行った。


























