マリモ日記その3
さらば青春
数日前の午後、ひどく蒸し暑かったので、今年初めて店のクーラーを起動させた。すると、吹き出し口から遠~い青春時代を髣髴とさせる、あのなつかしいニオイがモワ~と漂いはじめた。ほろ苦く甘酸っぱい青春のニオイ。別な表現をするなら、それは洗い忘れた靴下の臭い。しかし、いつまでもなつかしさに浸っているわけにはいかなかった。コーヒーの香りと青春の湿った靴下の臭いは相容れないからだ。というわけで、今朝、いつもより早く出勤し、クーラーを洗浄することになった。業務用のクーラーなので、かなりデカイ。プロに依頼すると、たぶん、ん万円はかかる。というわけで、自分で洗浄することにした。カバーを全部取り外し、園芸用の噴霧器で洗剤を噴射しまくる。水圧は意外と高いのだが、こびりついた汚れを吹き飛ばすほどではない。熱交換器が泡まみれになった状態で30分ほど放置し、汚れが浮いたところで、繰り返し洗った。きれいな水で洗剤を洗い流し、自然乾燥後、カバーを取り付けて終了。さっそくスイッチを入れてみると・・・なつかしい青春のにおいは消えていた。
魅惑の建造物
パローレ
風車みたいな
波平の年齢
うちはコーヒー豆屋なので、コーヒー豆を売っている。
その中に、トミオ・フクダという名前のブラジルコーヒーがあるのだが、昼過ぎいらした女性のお客さんが、それを見て、
「サザエさんみたいなコーヒーね」と言った。
どうやらフクダとフグタを混同しているらしい。
サザエさんの本名はフグ田サザエである。
しかし、そんな話から、サザエさんって、いくつなんだっけ、
という話になり、また、波平って、いくつなの?
という話になった。
ぼくはすぐにネットで調べ、その年齢を教えてあげた。すると
「え~~!うそ!」
お客さんは目を丸くして驚いた。
ためしに、昼過ぎにやって来た某F少年にも聞いてみた。
「波平って、いくつか知ってる?」
すると、
「73?」という答えが返ってきた。
待たずとも夏は来る
もう寝ます
短いようで短かったLONG VACATIONが終わり、今日から仕事。たくさん豆を焼かなくてはならないので、いつもより2時間早く家を出た。
眠い。とても眠い。
どうして朝は眠いのだろう。
今日はヒマだといいなぁ、などと考えていたが、期待に反して電話は鳴り続け、お客さんはひっきりなしにやってきた。
疲れた。眠い。
というわけで、今日はもう寝ます。
A LONG VACATION 3日目
短いようで短かったLONG VACATIONも今日で終わり。ドライブに出かけるつもりでいたのだが、ヨッパライ某が風邪で寝込んでしまった。主婦のいない家を運営するのは主夫の役目。ぼくは寝ぼけマナコで洗濯機に洗濯物を放り込み、スイッチを入れ、コーヒーを点てて茶わんを洗い、洗濯物を干した。昼ごはんはチャーハンとニラの卵とじ、手作りドレッシングのサラダ、そして先日いただいたアベックラーメンで冷やし中華を作った。自分で言うのもなんだけど、どれも恐ろしくうまかった。
天気が良いせいで気温は上昇し、初夏の陽気となった。来る夏に備えて、ビーサンを靴箱の奥から取り出し、風呂場でゴシゴシ洗った。とても楽しい作業だ。
今夜は屋上でバーベキューをするつもりだったが、残念ながら桜島の火山灰が風に舞っていて、とても外で食事ができる状況ではなかった。これはこれでおもしろいのだけど、予定は狂いっぱなし。でも、とても楽しく、充実した休日だった。