夜中の作業

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注文してあった洗濯機用のVベルトが届いたので交換した。蛇口を閉めずに水圧のかかったホースを外してしまい、ずぶ濡れになった。

Kind Of Blue

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青の混じった灰色が好きだ。先日、ドライブに行って、丘の頂上から見た海の青濁色がとてもよかった。でも、その配色の具合が悪いと急に憂鬱になる。

恋の味

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ほのかに甘酸っぱいカルピスは初恋の味。ならば、甘くほろ苦いキンカン漬けは何の味?老いらくの恋? まさか。しかし、きっとなにかの恋の味。そんなどうでもいいことをあれこれ想像しながら食べるキンカン。

愛の選択

わが家の洗濯機はけっこう古い。家を建てたときに買ったのだから、もう20年になる。夕方、自宅から電話があった。洗濯を終えて取り出した洗濯物がビショビショだ~。どうやら脱水ができなくなったらしい。帰宅して夕食をとり、今日最後の元気をふりしぼって洗濯機を持ち上げ、横に寝かし、中を覗き込んだ。モーターを手で回してみると、案の定、Vベルトがスリップする。ベルトを交換すれば元のように動きそうだ。ベルトに MITSUBOSHI M-19.8 と書いてあったので、それをメモ。とりあえず応急措置として、ベルトとプーリーを布でよく拭き、滑らないようにした。洗濯機を起こし、さっそく、濡れたバスタオルなどを投げ込んで脱水ボタンを押してみた。脱水機は広大な平原をまっすぐ突き進む竜巻のように回転し、行く手のかたちあるものを残らずなぎ倒し、片端から空に巻き上げ、理不尽に引きちぎり、完膚なきまでに叩きつぶした。そう、彼女は恋に落ちたのだ。まるでスプートニクの恋人のように。つづきません

雨のドライブ

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ヨッパライ某がスシを食べたいというので雨の中を南へ走った。
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昼前、漁港近くのいつもの店に着いた。ヨッパライ某はスシを、ぼくは地魚定食を注文した。食事のあと、いつもの店で獲れたての魚を買い、いつもの丘へと車を走らせた。
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丘に続く直線道路を走っていくと、左手にお碗を伏せたような小山があって、その上に怪しい塔が立っているのが見える。遠くから見ると、なにか宗教施設のような感じだ。以前から気になっていて、ぼくは墓場ではないか、と想像していた。ヨッパライ某にそれをいうと、まさか、という。そこで行って確かめることになった。車をその小山の脇に乗り付け、狭い階段を上っていった。やがて例の怪しい塔が現れた。と同時に、その前方に開けた公園が姿を現したのだった。
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ぼくは公園の裏側から登っていたのだった。怪しい塔は木造の展望台だった。
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きれいな公園だった。天気のよい日にもう一度来てみようと思う。
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夜、ふと思い出して年賀はがきの当たりを調べてみたら、4等が7枚あった。

気ままにいい夜

昨夜はOさんちで恒例の食事会だった。人と集まって食事をしたり、酒を飲んだりするのを得意としないこのぼくが、そこでは時を忘れて歓談している。おもえば不思議だ。きっとOさんちには特殊な仕掛けがしてあるのだろう。ぼくは何も気にせず、気ままにしゃべる。毎回そうだから、それは、自分の定点観測になる。自分が変化しているのに気づく。成長、退化、変質、指向性、etc。自分を発見できる場所を持てることの幸せ。