くもり空

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午前中は晴れていたが、だんだん雲が出てきた。どこかで飯を食おう、ということで、ポットにコーヒーを詰め、テキトーに車を発進させた

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車は南に向かって走っていた。昨夜見た映画がさっぱりわからない、というヨッパライ某に、ぼくはレプリカントとは何か、という話を始めた。すると、カズオ・イシグロの、わたしを離さないで、の主人公たちと境遇が似ているね。今、帚木蓬生のヒトラーの防具、という本を読んでいるんだけど、そこでも同じ問題を扱ってるよ、と文学少女らしい意見を言った

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山の上の公園に寄って、あまり色づいていないイチョウやカエデの写真を撮り、山を下って海の近くの食堂に行った

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雨に濡れた堤防をのろのろ歩き、灯台の近くに行った。釣りをしている人が何人かいて、小さなアジが釣れていた

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たまには自撮り写真でも

未来のことは誰にもわからない

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7時過ぎ、最後のお客さんを見送った後、店を閉め、人通りの少ない暗い道を駅に向かって歩いた。夜景のきれいな窓際の席で夕食を食べ、いい気分で映画館に入った。目的の映画には一番座席数の多いシアターが充てられていた。だれもいない広い館内を座席に向かって階段を上る。だれも来ない。しばらくして数人ほど入ってきたが、ほとんど貸し切り状態。もちろん、その方が快適なのだけど、なんだか寂しい。この近未来を描いた大作SF映画は人気がないのだろうか。映画を見終わっての帰り、ネオンが煌めく細い道を歩きながら、恐る恐る同伴者に感想を聞いてみた。すると彼女は言った。さっぱり分からんかった、と

Indian summer

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早川書房 海外SFセール【50%OFF多数】(電子書籍、11/20まで)というのをやっていたので、とりあえず一つダウンロード。手に入れたのは一昨年、新訳で出たスタニスワフ・レムの「ソラリス」。ポーランド語オリジナルからの全訳。解説によると、1965年訳の「ソラリスの陽のもとに」はロシア語訳を底本とした重訳であるため、ポーランド語の言語の表現から微妙にずれている箇所が多く、検閲によって削除された部分がかなりある、のだという。以前この作品を読んだときには、切なく名状しがたい感動を覚えたのだった。人間とは何か、という問いは、こういう風に立てることもできるんだ、と作者が言ってるように思えた。でも、後になって、作者の意図は少し違うらしい、と思うようになった。というのは、タルコフスキーとソダバーグがそれぞれ映画化した時、レムは、意図したものとまるで違う、と言って怒りをぶちまけていたから。タルコフスキーのソラリスは大好きな映画なので、レムがタルコフスキーに、「あんたはバカだ」と言って喧嘩別れをした、という話を知った時は、ちょっとショックだった。主題に対するタルコフスキーの解釈が哲学、宗教的で気に入っていたからだと思う。今回、オリジナルからの全訳を読み進めるうちに、そのディテールの向こうに展開する世界観が今までの印象とは異なっていることに気づいて、新たな感動を味わえるのではないか、と期待しているのです

ベルトを交換

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コーヒーを焙煎する機械のVベルトが老化し、亀裂が入っていたので交換した。前回交換したときは軸を支えているボルトを2個外しただけでベルトを取り外せたのに、どういうわけか、今回はそうはいかなかった。モーターの台座を固定しているナットも緩めなければならなかった。いくら考えても理由が分からない。老化しているのはベルトだけではなさそうだった

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連休明けの朝

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今日は父を病院に連れて行く日だった。検査は8時15分から。病院に着いたのが7時半。父をヨッパライ某に任せて、近くの山に登ってみた

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月曜日の朝。ぼくは休みだけど、ほとんどの人にとって、3連休明けの憂うつな朝

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堤防の向こうに、あまり見かけない船が浮かんでた

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検査が終わったとの電話があったので、病院に戻った。検査の結果、何も問題はないとのこと。何か食べに行こう、ということで、山を越え、南に下って漁港近くの食堂に入った。おそらく食事代は父が出すだろう、と予想し、イセエビ定食を人数分たのんだが、すでに完売。単品なら一つできる、とのことでそれを注文し、タカエビ定食と寿司をたのんだ。とてもおいしかった。なお、当家では代々、親に金を出させるのが親孝行という習わしになっている。わけないか

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ワニのニュース

つまらない事件があふれる中、ぼく的にヒットしたニュースがこれ。奄美大島にワニがいた、というニュース。だれかが逃がしたのだろうか。それとも海を泳いできたのだろうか

記憶のランドマーク

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昨日、横浜にいる娘から電話があったそうだ。
「明日はあのバカでかいローソクに火を灯すんでしょ?」
この大きなローソク、ぼくにとっては大切な意味のあるローソクなのだけど、あれは忘れもしない数年前の今日の夜、このローソクが妻や娘にとっては意味のない無用の長物であったことを知らされた。そうとは知らなかったぼくは雷に打たれたようなショックを受けた

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でも、横浜に住んでいる娘の脳裏に、実家のテーブルの上で揺らいでるロウソクの炎が不意に浮かんだのだとすれば、このバカでかいローソクもまんざら無用の長物だったとは言い切れない気がする

16bitだものbyみつを

眠い人との対話は退屈だが、眠い自分を観察するのは意外と面白い。今がそう。16bitのWindowsを思い出させる。長い時間稼働させていると、リソースが不足しています、とかいうメッセージが出て、勝手にフリーズする。まるで、疲れたから寝る、みたいな感じで。というわけで、おやすみ