冬といえば

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冬といえばビョークなんです。ただでさえ不安定な低空飛行を強いられているのに、ビョークを聞くと、なおさら精神の安定を欠いて、もうコントロール不能。でもね、これがたまらなくいいんです。コントロール不能。快感。わかるかなあ。あ、今も聞いてますよ、ビョーク。でね、こんな具合にコントロールできないマズイ文章が書けるんです

交信中の男

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朝、木々の生い茂った公園の遊歩道を歩いていると、木立の中から両耳にイヤホンを押し込んだ短髪の男がすたすた歩いてきた。あいさつしようと目を合わすが、まるでぼくが見えないかのように、正面をキッと見据えたまま速足ですたすた歩いてきて、するりとすれ違った。きっと彼は重要な任務を帯びた宇宙人なのだ。目的地へと歩きながら、軌道を周回している宇宙船と交信中なのである。じゃまをするとレーザー銃でビーッとやられてしまう。さわらぬ宇宙人にたたりなし、とはこのことだ

しあわせ、って

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ある本のあるシーンがきっかけになって、今日の午後は「幸せについて」考えることになってしまった。はて、幸せとは何だろう。幸せを知らないなら、いくらそうしたくても、自分はおろか、誰かを、好きな人を、幸せにすることはできない。中国にこんなことわざがあると、だれかが言ってた。

一時間、幸せになりたかったら酒を飲みなさい。
三日間、幸せになりたかったら結婚しなさい。

言いたいことはわかるんだけど、かなり残念な幸せ観、かも。

紀元前1000年位にイスラエルの王ソロモンが書いたとされる「伝道者の書」には、人が幸福を求める先に必ず行き着く結果の虚しさが、うんざりするほど描かれている。じゃあ、どうすりゃいいんだ、という答えは、最後の数行にしっかり記されてるんだけど、事情を知らない人は「え?なにそれ」と、あきれてしまうこと請け合い。ぼく自身はソロモン王の幸福論?に深く同調しますけどね。

写真は、年末に第九、喜びの歌を歌うTさん

たぶん冬

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ねずみ色の空。どこに太陽があるのか分からない。ぼくの地図もだいぶ冬めいてきた。そのずっと北の谷間でカバたちは冬眠の準備をし、スナフキンは旅の支度を始める

おニューのレンズ

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注文したレンズが届いたので、カメラに取り付け、ピント位置を調整して登録。このレンズのピントは後ろにずれていた。+7でジャスピン

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近所の庭に咲いてた花

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渋めの発色。かなり好みかも

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夕食は鍋でした。アンコウ鍋。少ないけど、キモも入ってたよ

鳥の声

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なんだか外で変な音がする、と思って音のする方に行ったら、電線で鳥が1200匹くらい鳴いていた

walkmanその2

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オレはポケットに手を突っ込み、湖沿いの小道をぶらぶら歩いていた。すると草むらにひっくり返ったボートを見つけた。しばらく立ち止まり、ペンキのはげたボートの底をじっと見つめ、そこに何やら重大な意味を発見したかのように頷いた

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オレはポケットに手を突っ込み、神社に向かう歩道をぶらぶら歩いていた。すると金網の向こうにミニスカのおねーさんみたいな像を発見してしまった。以下、ほぼ同文

walkman

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昨日はずいぶん歩き回った。おかげでぐっすり眠れた。カメラを手にしていると、たぶん、どこまでも歩ける。山を越え、海沿いを歩き、国境を越える。ぼくはカメラの奴隷だ。良いご主人に仕えるなら奴隷もそう悪くない。というわけで、さっき、カメラのレンズを注文した

寒い夜の踏切の音

屋上に出て夜空を眺めていたら、北の方から踏切の音が聞こえてきた。耳を澄ますと、それはだんだん小さくなり、また大きくなった。鉄道線路はずいぶん遠くにあるので、こんなにはっきり聞こえるはずがないのに、と思っていたら、列車の警笛とともに走行音も聞こえてきた。間違いなく踏切の音だ。地図で最寄りの踏切を探してみると、ここから2.4km北にあることが分かった。寒い静かな夜には、遠くの音がよく聞こえる。

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勇気があれば

寒くなったせいで、朝、ベッドから出られない。会社員じゃないので仮病を使って会社を休むこともできない。相当な勇気を奮い起こし、布団をはね上げ、その勢いでベッドから抜け出す。起きてすぐに疲れてしまう