ギックリ腰は今日も続いているが、チャンピオンベルトを巻くほどではない。せっかくの休日だが、こんな時に長時間のドライブは禁物だ。できれば家で、のんびり熱いお茶でもすすりながら過ごすのが良い。もちろんコーヒーでもいいのだが、ギックリ腰には熱いお茶がよく似合う。夕食後、腰の具合がだいぶ良くなってきたので夜の散歩に出た。耳や鼻が取れそうなくらい風が冷たい。桜並木の影も凍っている。陸橋の上でシリウスが震えている
あと少しでチャンピオンベルトだった
冷え込んだ朝は気をつけなければならない。ベッドから起き上がる時が特に危険だ。チャンピオンベルトに長年慣れ親しんでいるぼくが言うのだから、きっとそうなのである。というわけで、昨日の朝、うっかり何も考えずにベッドから起き上がってしまい、あのスーパーギャクティカマグナム級の激痛がぼくの腰を襲った、が、反射的に腰の角度を微妙に変化させ、直撃を紙一重でかわしたのである。が、その衝撃波によるダメージはいささか大きく、昨日は一日中、ミイラ男のようにズルズル歩く羽目になった。それは今日の昼過ぎまで続いたが、3時のおやつを食べるころにはラジオ体操ができるほどまでに回復したのである