プログラム

冷たい風が吹きはじめるこの季節、羽根の破れたボロボロのカマキリを見かけることがある。おそらく産卵を済ませたメスだろう。この種族のメスが交尾中にオスを食べてしまうことはよく知られているが、ぼくはまだそれを見たことがない。女性に対して抱くセンチメンタルな想いが、こんなのを見たくらいで変質するとは思えないが、男としては極めて辛い光景だ。相手の男を生きたまま食べるのは種を残すために組み込まれた優先度の高いプログラム。彼女自身、なぜ自分がそうするのか分からずにやっていることなのだろう。見ようによっては無邪気というか、あどけない話だが、と、ここでヒトのメスがどうだという話に持っていく気はサラサラない。

サンマが祟る夜

リンゴをかじると血が出ませんか?
これはずいぶん昔に流行った歯磨き粉のテレビコマーシャル。
ところで、ここ一ヶ月の間、夜に限って数回、腹痛を起こしている。
めったに腹など痛くならないので、なにか性質の悪い病気にかかっているのではないかと不安になっていた。
そして昨夜、また腹痛に襲われてしまった。
記憶をたどってみると、サンマをたらふく食べた夜に限って腹痛を起こしている。これはいったいどういうことだろう。
サンマを食べると胃が痛くなりませんか?

芸術な秋の夜

Kazuki金は無いのに、どうしても、なんとしてでも欲しい、そういうモノがある時がある。ある知人はどうしても欲しかったものを手にいれたが、法に触れ、面倒なことになった。ぼくは面倒なことは嫌いだからそういうことはしない。ぼくは、食堂にかかっている、この絵を売ろうと考えた。某有名作家の絵、ということになっている。ところが不思議なことが起きた。急にこの絵が、かけがえのないすばらしいものに見えはじめた。だれにも渡したくなくなった。たとえ1億円で譲ってくれ…といわれたらすぐに譲るけどね。

1:30AM

ここ数日、だいたい午前1時30分にベッドに入っている。
なにをしているのだろう。
テレビを見ることは無い。本も読んでない。ずっとパソコンをにらんでいる。
ネクラ。オタク。ひきこもり。
というわけで、反省。
今日は早く寝ます。
時計は今 23:07

青い雲

1003もう10月だというのに、連日30度の真夏日。夜は熱帯夜。昨夜もクーラーを入れて寝た。きっと今夜もそうなるのだろう。今日は月曜日で休日だったが、どこへも行かず、新しいブログの設定をやっていた。
夕方、設定や古いブログからの移行もほとんど終わり、ほっとしたところで屋上に出てみた。
青い雲が出ている。真っ青な雲だ。まるで青のフィルターをかけたように見える。
缶ビールを開け、雲を見ながらビールを飲んだ。

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ブロークン・ブログ

20051003_2今まで使っていたブログの調子が悪くなった。自分で設置したCGIプログラムだったのでスタイルシートのカスタマイズも簡単だし、とても気に入っていたのだけど。
ただ、バックアップファイルが標準化されてないのが気になっていたので、これを機会に思い切ってフツーのブログ(笑)に乗り換えることにした。
今使っているプロバイダがシナプスブログというのをやっていたので、それを導入することにした。
設定しながら分かったんだけど、スタイルシートは思うようにいじれなかった。どうやら ぼくの導入したタイプが廉価版だったからのようだ(笑)
とりあえず今日中に新しいブログに移行を済ませ、明日から新しいブログを公開する予定です。

珈琲の日

今日は「珈琲の日」だった。
5年前まで、そんな日があるなんて知らなかった。
懇意にさせていただいてるコーヒー店のマスターから、
「10月1日が珈琲の日だから、その日にオープンしたらどうだろう」
と教えていただき、そのようにしたのだった。
あれから5年経った。
今度、脱サラして珈琲店を開こうとされてるお客様がいらっしゃる。そこでぼくは言った。
「10月1日が珈琲の日ですから、その日にオープンされてはいかがですか」

5年前の今夜

店をオープンして、今日で丸5年。
まだ店が在る。
不思議な気がする。
5年前の今日、ぼくは何を考えていただろう。
はっきり憶えていることがひとつある。
「旅行なんて、夢だろうな」
旅行が好きなので、そう思った。
サラリーマンだった頃は、家族で海外旅行もした。
でもサラリーマンをやめた時、この先どうなるのかさっぱり分からなかった。
明るい未来は描けなかった。
今年、妻と二人で飛行機に乗って旅行に出かけた。
5年前の今日のぼくには想像できなかったことだ。

昨日に引き続き、今日もI氏はやってきた。
ぼくが、「なんか、おもしろそうな本があったら持ってきてよ」と言ったので、さっそく持ってきてくれたのだった。
I氏が持ってきてくれたおもしろそうな本とは、「外務省が消した日本人」「北朝鮮深層分析」「国境なき取材団」であった。なんだか鬱になりそうな感じの本だな、と思ったけど、せっかく持ってきてくれたのでなにも言わなかった。
人によって、おもしろそうな本はずいぶん違うものだ、と、ぼくは感心した。
ヒマなとき、これらの本を読むつもりである。たぶん。

マティーニ

秋刀魚はちゃぶ台で食べるとうまそうだ。
星一徹がひっくり返したちゃぶ台に秋刀魚は載っていなかっただろうか。
夕食は、おろし大根にカボスを絞った秋刀魚だった。
寝る前にぼくはウォッカを飲む。運よく冷蔵庫にフルーツがあれば、それを絞ってかける。今夜も一人台所に立ち、氷にウォッカを注いだ。
夕食に使ったカボスの残り半分が転がっていたので、それを絞ってかけた。
机に戻ってネットにつなぎ、一口あおった。それはまたとない奇妙な味だった。
マティーニの処方については無限のバリエーションがあり、オックスフォードでは「校内においてマティーニに関する議論すべからず」との規則があるという。
ぼくは今夜のマティーニに「秋刀魚のはらわた」と命名した。
その処方はこうだ。
カボスは秋刀魚を切り分けた包丁を用いてスライスすること。