ぼやけた世界

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ずいぶん昔の話だ。自分のカメラで女の子の写真を撮りはじめたころのハナシ。ぼくはピントの外れた写真が嫌いだったが、女の子に限って、ピントがボケてるほうがよかった。最近になって、その理由が、薄ぼんやりとだけど理解できる。それは、自分の理想の女性をそこに投影しやすいからだ。自分にとっての理想の女性は、あたりまえのことだけど、自分の中にしかいない。ユングの言うアニマのようなもの。近ごろは女の子に限らず、ぼやけて写った写真が気に入ってきている。読者は気に入らないかもしれないけど、ぼくは、そういう世界が居心地がいい。自分の内面世界とシームレスにつながってるような錯覚を覚えて、ときに没頭、耽溺している。ボケて滲んだ写真は自分の世界を反映しやすい、心の棲む世界だ。

カスタマイズ病

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パソコンのリカバリがまだ終わらない。理由は、OSもアプリもヘビーにカスタマイズしているせい。OSはひたすら軽く動作するようにし、アプリは無駄な動きをしないよう設定していく。設定ファイルを保存できるものもあるけれど、ぼくが使っているアプリは古いものが多く、インストールするたびに設定しなおさなければならない。
必要があって、10年くらい前まで使っていたパソコンを納戸からひっぱり出した。動くか心配だったけど、無事起動。まったく問題なく動くのに・・・やっぱり使えないよね。

カメハメハな午後

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今日は休みだったけど、リカバリ疲れか、具合が悪くて家にいた。
屋上でボーっとしてたり、庭の草花の写真を撮ったり。
ああ、たまには長い休みをとって、どこか遠くへ行きたいな。
どうせ行くんなら、ピラミッドのあるエジプトがいいな。
オーロラの見えるフィンランドもいいね。
ま、とりあえず、ハワイでもいいや。
ハワイに行ったら、あの歌を歌いながら、海辺を歩こう。
カメハメハーカメハメハーカメハメカメハメハ
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リカバリ中につき・・・

春分の日だというのに、突如、パソコンが冬眠してしまった。
今やっとこうしてネットにつながったところ。
コメントの返事、遅くなってすんません。明日書きます。

Jung

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自分の自画像をパソコンの壁紙に使う人なんて、いるかな。
いるだろうね。ナルシストとか。
じゃあ自分の影を壁紙に使ってる人って、いるかな。
あまり聞いたことがないね。
ぼくは、この写真に写っているぼくの影が、とても自分らしく感じるんだ。だから妙にいとおしくてね。それで壁紙にしたってわけ。
ナルシストかな、やっぱり。

(笑)

あなたは笑ったことがあるだろうか。白状するが、ぼくは笑ったことがない。子どもの頃、笑う練習がぼくの日課だった。それは苦しい毎日だったが、おかげで笑うフリに於ては誰よりもうまくなった。笑うことができなければ、この渇ききった砂漠のような都会で生き抜くことは難しい。この件に関しては、いずれ機会を改めて詳しく語ってみたいと思う。
話を戻そう。たとえば対人関係の場合、肝要なのは、まずどこで笑うか、である。目の前の相手が笑うべき言動をとった際、それがどの程度の笑いに相当するか速やかに判断し、いくつかのバリエーションの中から適切な笑いを選んで効果的に実行しなければならない。よくあることだが、相手が白けたジョークを放った場合などには、いわば思いやりから笑ってあげる必要が生ずる。しかし、いずれにせよその判断は人生哲学に裏打ちされた優れた人間観察能力がないと行えない。つまり、笑いのセンスがこれである。
笑いにもいろいろあるが、第一回目の今日はジョークについて考えてみることにしよう。テキストとして、角川文庫ポケット・ジョーク第一巻から次のものを選んでみた。
夫 「ぼくはいままで一度も浮気なんかしたことがない。きみも同じことが言えるかい?」
妻 「ええ。でもそんな真面目くさった顔ではむりだわ」
どうだろう。笑うことができただろうか。もしあなたが一角の成人でありながら笑えなかったとしたら、すでに問題があるといえる。対策を考えたほうが良いだろう。
以下、次号につづきません。

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駐車場で花の写真を撮っていると、花壇から、おーい、と呼ぶ声がする。
ふつう、花は人を呼んだりしない。
声は、花壇の奥の喫茶店からだった。
今日は暖かい。喫茶店の窓も開いている。
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