二〇二六年四月

昨夜見た「渚にて」、良かったなぁ~
1959年の作品なんだそうで、白黒だった。
この映画を見てて、あるSF小説の情景が浮かんだ。
それはブラッドベリの火星年代記。
その中の一編「二〇二六年四月」
そこには人の孤独の本質が描かれている。とぼくは思う。
だれもが孤独に生まれてくるのに、それを忘れてしまう。
明るい場所に置かれたロウソクの火は見えにくい。
闇の中に揺らぐロウソクの炎は力強く、まばゆい。

On the Beach

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うわあぁぁぁ…..
  うおおぉぉぉ…..
    7月が終わる。
  世界が終わるわけじゃないけれど
と、いうわけで、
今から昼間録画しておいた「渚にて」を見ます。

白い天使の羽

昨夜は、一人、部屋を暗くしてマイケルジャクソン特集を見ていた。
プロモーションビデオ、YOU ARE NOT ALONE を見ていたら泣けてきた。
酒を飲まずにはいられない気分になった。

ブドウの色

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某コーヒー店のビルの屋上には、なぜかブドウがなっている。
黄緑色の実だったので、ぼくはマスカットだろうと思っていた。
ぼくはマスカットを食べようと思わない。
しかし、ここ数日の間に色が変わって、赤紫になった。
どうやらマスカットじゃないようだ。
明日、一つちぎって、店の冷蔵庫に入れようと思う。

9500時間後

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焙煎室の作業用蛍光灯が切れた。この照明器具に初めて火を灯したのが2000年の7月。丸9年になる。この照明は焙煎作業中のみ点灯するので、一日平均4時間点灯したとすると、約9500時間稼動したことになる。ネットで調べたところ、この蛍光灯の定格寿命は9000時間とあるので、無事その寿命を全うしたことになる。実にめでたい。と、それだけなら、わざわざ記事にするまでもないのだが、不思議なのは、器具に取り付けられた3本の蛍光灯が、3本ともほとんど同時に寿命を迎えたことである。一ヶ月前、まず窓側の蛍光灯が事切れ、その二日後に追うように手前の蛍光灯が昇天した。そして今日、最後に残った真ん中の一本がその天寿を全うしたのだった。つまり、3本の蛍光灯は、まるで申し合わせたように三途の川を渡っていったのである。
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夏の風船屋

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ふくらみかけた風船を残したまま
風船屋はどこかに行ってしまった。
雨が降り出す何日か前まで
緑色の風船を夢中でふくらませていたのに。

真夜中の室外機

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昨夜遅く、ビールを飲んだあとでカメラをいじっていたら、なぜか無性に自動販売機の写真が撮りたくなった。でも、家の近くには自動販売機がない。車で5分くらい走ったところにコンビニがあるが、ビールを飲んだし、ズボンをはくのもめんどくさい。仕方がないので、自宅のクーラーの室外機でがまんすることにした。クーラーの室外機と自動販売機の共通点については明日考えることにした。

菜園との日々

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某珈琲店のビルの屋上は菜園になっている。ついこの間まで、連日何十本ものキュウリがなり、それを消費するのに苦労した。ぼくは毎日うんざりするほどキュウリを食べていたのである。そのキュウリも、ついに終わりの日が来た。人間に一生があるように、キュウリにも一生がある。終わりが来てみると、妙にキュウリがなつかしい。恋しい。うるさかった彼女が、いなくなってみると意外にもさびしいのと似ている。かもしれない。
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キュウリが終わると次はナスだ。ナスはキュウリのように生で食べるのは難しい。ブタと味噌で炒めるのがいいかもしれない。でも、毎日それを食うわけにはいかない。たまには、カレーに入れてみようかな、などと作戦を練っているところである。
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ミカンの木に、なぜかスイカがぶら下がっていた。

みーたーなー

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午前中、駐車場に出てみると、いつもと違う太陽が上っていた。
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三日月のように見えたが、三日月ではなかった。
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時々雲間から顔を出す太陽。メガネの出番!
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昼前だというのに、みるみる辺りは暗くなり、街灯が灯り始めた。