冬の日

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外は雨。雪まじりの冷たい雨だ。せっかくの休みだし、外で遊びたかったのだけど、雨がやまないのでずっと家にいた。この冬、まだストーブを出してなかった。必要を感じなかった。でも、部屋でじっとしていたら寒くなったので、床下からストーブを取り出した。こんな日はストーブの横でスパイ小説なんか読むのがよさそうだね。
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涙の風呂掃除

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窓の外が明るい。朝だ、仕事に行かなくちゃ。ぼくは布団を跳ね飛ばして起き上がった。が、今日から休みであることに気づいて再び布団にもぐりこんだ。が、寝つけそうになかったので家の大掃除をSTARTさせることにした。まずは風呂の掃除だ。思ったほど汚れてなかったが、年末の気分を出すために、カビキラーを四方の壁に思い切り吹きつけた。そうだ、このニオイだ。ぼくはこの刺激的なニオイを嗅がないと歳が暮れた気分にならないのだ。すると感動したわけでもないのに目が痛くなって止めどもなく涙があふれ始め、前が見えなくなった。頭もクラクラして立っていられない。催涙ガスにやられたような感じだ。ぼくは手探りで浴室から脱出した。ふっ、朝からドラマチックな展開だ。風呂掃除を終え、一階にある店のシンク周りとステンレス缶を洗い始めた。ぼくはオートマチックのスイッチをオンにした。こうしておくと、ぼくの体は自動で作業を進めていくのである。その間、ぼくは今年あったいろんな出来事を振り返っていた。物思いにふけっているうちに作業は終了し、いつのまにか店はピカピカになっていた。休憩をかねて食事をとり、年末恒例の、台所の換気扇の掃除を開始した。数年前から劇的に効く洗剤を使うようになり、作業時間は大幅に短縮した。というより、ほとんどゼロになった。以前は、この作業だけで2~3時間は消費していたのである。大きなバケツに50度の湯とその洗剤を入れ、油まみれのファンとフィルターをどぼん。1時間後にはピッカピカ。ほんとにこれでイイのだろうかと心配になるくらいだ。浸け置きしている間に、掃除機をかけたり、雑巾がけをし、年末の大掃除はほとんど終了した。

終わっていくもの

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2009年。 あと二日
子育て。 ほとんど終わった
家のローン。 あと数年
ぼく。 あとどれくらいだろう
写真は、さきほど、わが家の墓の前から撮ったもの。
店の大掃除を終えたのが午後4時。ニシムタに買い物に行き、帰りに墓参りを済ませてきました。

ノーシン的な夜

今日もすごくマジメに仕事をしているような気がする。実は、まだ店で仕事中だ。晩メシも食ってない。しかも店を閉めたあと、某店に珈琲豆を配達しなくちゃならない。オレって、ほんとうは勤勉なのだ。そのせいか、とても頭痛がしている。

今日

今日は非常にマジメに仕事をしたような気がする。そのせいで、とても疲れてしまった。おやすみ

さらばいとしき

焙煎機のドラムを回すモーターが壊れた。数日前からひどい音がし始めていたのだ。今朝は5種類の珈琲豆を焼いたのだけど、その最後の豆を焼き終えたところで動かなくなった。豆を焼いている最中でなくて本当に良かった。豆を焼いている時、モーターが異常に熱くなっているのに気づき、湿らせた布巾で冷やしながら豆を焼き続けた。最後の豆を焼き終え、ほっとして布巾を取った時、モーターは停止した。完全に焼きついていて、手で回そうとしてもピクリとも動かなかった。モーターは機械だから心はないけれど、ぼくは親しい友を失ったような、センチな気分になった。
替わりのモーターは明日届く。ぼくは古いモーターのことなどすぐに忘れ、いつものように珈琲豆を焼き続けるだろう。

夜の散歩

今日も忙しかった。へとへとだ。早く帰ってご飯を食べたい。
でも、アレをしなくちゃ。
ぼくは今日中にアレを出すと決めたんだ。
ぼくは机に向かい、アレをはじめた。
アイデアをひねる。ひねる。
でも、いい案は浮かばない。
浮かばない。
浮かばない。
ちょっと浮かんできた。
浮かんできた。
ヨーシ、それで行こう。
ぼくはパソコンに向かった。
マウス、ゴシゴシ
キーボード、カチャカチャ…
でけた!
プリンタがうなりをあげる。ガガガガ
終わった。
ぼくはそれを持って、某駅ビルに歩き始めた。テクテク
コンビニの前ではサンタクロースの格好をしたネーチャンが必死にケーキを売っていた。

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ぼくは出来立てのアレを赤い箱に突っ込んだ。ポトン!

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レーザープリンタの逆襲

ぼくは印刷機が嫌いだ。なぜなら毎年この時期になると壊れるからだ。そろそろ年賀はがきを印刷しなくては、と思い、とりあえず宛名面だけでも印刷しておこうと考えた。ぼくが使っているのは安物のレーザープリンタ。はがきをセットし、いつものように印刷を開始した。とたん、印刷機が変な声で唸りはじめ、思い切りズレて印字し始めた。うおお~っ、ぼくはあわてて止めようとしたものの、どうしていいか分からず、じたばたしているうちに10枚近くがパーになった。むかー、なんてヤツだ。ぼくはアタマにきた。ふつうの人ならハンマーでブッたたくところだろう。だが、沈着冷静が売りのぼくはそんなことはしない。つまり、原因はなんだろう、と、考える人モードになったのである。フタを開け、とりあえずゴムローラー付近を湿らせた布でこすり始めた。みるみる布が真っ黒になってきた。ふっ、ワトソン君、原因はこれだよ。ぼくは得意になってローラーをゴシゴシやり始めた。すると、ポロッ、とローラーが取れた。ぎょえ~! ぼくはあせった。今壊れてもらったら死ぬほど困るのだ。だが、よく見ると、もともと外れるようになっていたのだった。ホッとすると同時に、やり場のない怒りが湧いてきた。機械の分際でオレをおちょくっているのか。ぼくはブツブツ言いながら、ローラーを元通りにし、フタを閉じた。恐る恐る印刷してみると…。パーフェクトであった。ふっ、オレって天才かも。