ラム酒のにおいが好きなので、ケーキやアイスクリームがあると、これをかけて食べる。ラム酒って、何のにおいだろう。最近、寝る前にこれを飲むようになった。
イボよさらば
梅雨が明けたら夏。夏といえば青い海、白い入道雲、そしてオレンジのビキニ。というわけで、そろそろ腹を引っ込めなくてはならなくなった。海パンの上に腹がのったまま浜辺にたたずむのは絵にならない。ポーズが決まらない。というわけで、今年も減量を開始することにした。今年はそれに加え、もう一つやらなくてはならないことがある。それは、いつのまにか肩の上に出現したイボを取ることであった。約3~4ミリほどの小さなイボだが、いくら引っ張っても取れないし、小さくなる気配もない。そして、妙に目立つ。ような気がする。今日は朝から激しい雨模様でドライブにも行けないし、この機会に病院で取ってもらうことにした。近くの皮膚科に行って、順番を待つ。待っても待っても呼び出しがかからない。1時間以上待って、やっと声がかかった。診察室のイスに座ると、一目見るなり、これは手術が必要だから外科に行きなさい。と言われた。え~~、1時間以上待ったのに。と、叫びそうになったが、何も言わず病院を出て近くの外科に向かった。そこの待合室もほぼ満席だった。やはり1時間以上待たされた。診察室に行くと、丸顔の先生が、ああ、これならぼくも2~3個持ってるよ。取るの?と言った。アクセサリーじゃあるまいし、取ってください、とぼくは言った。それからまた1時間以上待たされた。こんなに待ったのは何十年ぶりだろう。疲れた。そして、やっとイボとサヨナラできたのだった。
あたまがオバサン
数日前からイヤなニオイに悩まされている。
それはぼくのアタマから匂ってくる。
リンスを替えたせいだ。
オバサンみたいなニオイがする。
ぼくはオバサンになってしまった。
いやだ。ほんとにいやだ。
22時10分
サッカー、この時間、まだやってるんでしょうか。
日本、勝ってるのかな。たぶん、負けてるだろうな。
フラスコ
プリンターの逆襲その2
レーザープリンターが動かなくなった。スイッチをガチャガチャしたり、たたいたりしたがダメだった。10年以上前のプリンター。そろそろ楽にさせてやるべきなのかもしれない。一般に機械というものは、たたけば治ったりするものだが、あまりたたきすぎるのは良くない。次に試すべきは、コードのプラグを抜いたり挿したりすることなのである。そう、今回はこれがビンゴであった。USBプラグを左右にグリグリしごいているとき、一瞬、プリンターがギュワーン、と動いたのだ。おっ、と思い、ぼくはさらにグリグリした。ギュワ、ギュワ、ギュワワー。プリンターが苦しげにあえいでいる。どうやらUSBプラグの接点が錆びているようだ。ぼくは、どこかに接点復活剤があったのを思い出し、棚の奥に探し当ててそれをプラグに吹き付けた。フッ、完璧に治ってしまったぜ。オレって天才かも
空き家
オレのバジルに手を出すな
ぼくの大事なバジルに虫がついた。少しくらい(葉っぱ一枚程度)なら分けてやってもいいが、このバカはぼくの大事なバジルの葉っぱのあちこちに穴を開けた上に、芯を食いちぎって、新しい芽を宙ぶらりんにしていた。ふだんは沈着冷静なぼくも、これには無性に腹が立ち、クルクル巻いた葉の中に寝そべっていたイモムシを片っ端から引きずり出して道路に放り投げた。約10匹のイモムシは宙を舞ってどこかへ消えた。ざまあみろ。後で調べてみると、この虫はベニフキノメイガという蛾の幼虫であった。しばらくして、再びバジルを見に行くと、ハチがバジルの周囲をぐるぐる回っていた。何か一生懸命探している様子だ。そのハチはイモムシを狩って巣に持ち帰るドロバチの一種だった。イモムシはぼくが一匹残らず摘まみ取ったので、ハチの獲物はいないはず。つまり、ドロバチはイモムシを見つけて近寄ってきたわけではない。バジルにイモムシがいることを知っているのだろうか。それとも、虫の歯型のある葉が獲物のありかを示す信号になるのか。