夜空

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今日は星がきれいでしたね。街の明かりは相変わらずでしたが、空気が澄んでいたのか、いつもよりたくさんの星が見えました。望遠鏡を持ち出して土星を眺めていたんですが、あの大きな輪を見て、子どものようにわくわくしました。土星が西に傾いた頃、天の川がはっきり見えてきて、大きな流れ星も見えました。

あの頃に帰りたい

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山を越え、緑に囲まれたところに着いた。車を降りて空を見上げると、灰色の空一面に蚊の親玉がひしめいていた。そうだ、こんなもん、あの頃は特に珍しい光景でもなかった。道には普通にヘビがいたし、カエルが跳ねていた。イヌの糞も10メートルおきに転がっていて金バエが群がっていた。

スイカの時間

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昨夜のことだ。
とっくに寝たと思っていたヨッパライ某が突如ベッドから起き上がり、
「スイカが食べたい」と言った。
ぼくはびっくりして、「こんな夜中に?明日、みんなで食べよう」と言った。するとヨッパライ某は、分かった、と言って寝た。
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そして今さっき、ヨッパライ某はラジオを聞いているぼくのところに来て言った。
「スイカが食べたい」
ぼくは驚いて言った。「こんな夜中に? 明日じゃダメなの?」
時計は11時を回っていた。
すると、「今食べたい」と言う。ぼくは気乗りがしなかった。まだスイカモードになっていない。ぼくは仕方なく冷蔵庫からスイカを取り出し、二つに切った。
「ねえ、スイカは嫌いだったよね」するとヨッパライ某は言った。
「前にも言ったでしょ、好きじゃないけど、キライでもないの」