A LONG VACATION 3日目

灰色の空を三日も眺めていると、いつの間にか脳みそもグレーに染まってしまう。グレーの脳みそが何を考えるのかというと、それはつまり、つまらないことだ。つまらないことを考えるのはよそう、と、ぼくはいつも本気で気をつけている。しかし、そう思えば思うほど、つまらない考えが頭のあちこちで渦を巻きはじめ、収拾がつかなくなる。ぼくはぼくに叫ぶ。やめろ、つまらない考えは時間の無駄だ! 分かっている。よーく分かっている。でも止められない。こうして無駄な文を書くのもこういうわけだ。やめた。もう寝よう。明日は仕事だ。

A LONG VACATION 2日目

140814_0130年前、天文館のカメラ店で買った双眼鏡。星野観測用、ということで、倍率は低いけど視野が広く、とても明るい。あのアンドロメダ星雲だって、ぼんやり見える。そういえばあのころは星雲観測がマイブームだった140814_02 本体は防水構造ということもあって、落としてもびくともしない頑丈なつくり。大事に使っていたのでレンズも傷一つない。しかし、いつの間にか接眼部の部品が割れてしまった。30年以上前の製品だし、補修部品もないだろうとあきらめつつネットで調べてみると、なんと、同じ製品がまだ現行販売されていて、部品も簡単に調達できた。今まで使っていた目当てゴムが裸眼専用だったので、今回、眼鏡でも使えるタイプを注文140814_03 レンズの掃除をしていて気づいたのだけど、コーティングがとてもしっかりしている。まじめな作りに感心。さすがニコン。ところで、なぜ今になって双眼鏡を掃除したのかというと、老後も楽しめそうな(笑)趣味を今のうちに再構築しておこう、と思ったから140814_04 こぼれ種から勝手に生え伸びたバジル。ここのところ、ほぼ毎日これを数本抜き取ってはバジルソースにしています。次々に生えてくるせいか、なかなか減らない140814_05 今朝、ふだんはめったに読むことのない新聞をパラパラめくっていると、レモングラスのことが記事になっていた。この草がなぜか好きで、わが家の屋上には常にこの草が生い茂っている。正式名称、チンポボゴン、というのだそうで、この草のことがますます好きになりそう。かも。ぼくはハーブティー以外の使い道を知らなかったのだけど、記事によると、カレーに使うといいのだそうだ。ふーん、今度さっそく使ってみよう。140814_06 最近は、30年以上前に買ったレンズで写真を撮ることが多い。人間がやわらかくなってきたせいか、やわらかい写真が好きになってきた。いや、ぼけてきたせいで、輪郭のはっきりしない、ぼけた写真が馴染むようになったのかも140814_07カメラに取り付けた30年前のレンズ

A LONG VACATION 1日目

140813_01 今日は例によって年に二回の店の大掃除日であった。店に出向く前に墓所に寄り、掃除をした。いや、するはずだったが、誰かがすでに、きれいに掃除を済ませていた。いつもこうだととてもうれしいのだけど140813_03 店の大掃除を済ませ、家に帰った。夜はバーベキューをする予定でいたのだが、今朝、天気予報を見たら午後から雨になっていたので中止したのだった140813_02しかし、やっぱり、いつものように予報は外れた

その日になっても予報は当たらなかった

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古いレンズをくっつけたカメラを持って

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いつものように安いほうの寿司を食べに出かけ、漁港近くのマーケットで水揚げされたばかりの小さなハマチが一匹100円だったので5匹買い

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いつものように海の近くをぶらついた

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時折、小雨のぱらつく中を、傘を持って歩き回った

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雨にソフトクリームは似合わない。けど食べた

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夕食後、録画してあった某国営放送の「日本人は何を考えてきたか 西田幾太郎と京都学派」を見てたら、福岡伸一さんが、彼の生命観を西田幾太郎の説く主体と客体の話にオーバーラップさせて説明していておもしろかった。また、西田幾太郎が好んで描いたという「円相図」の横に書かれた「心月孤円光呑万象」ということばが心に残った