トゥフ ストアはかく語りき

141128_01 小雨が降っている。時計は午後1時半を指していた。ドアの開く音がし、同時に携帯が鳴った。男の声。仕事の話だ。しばらくして声は止み、豆腐の袋をぶら下げた男が店に入ってきた。金曜日の男。彼はカウンターに豆腐を置くと、ため息をつき、こう語った。「月末は大変やっどねー」

未来は明るくて星も見えない

141126_02 アンドロメダ星雲141126_01 プレアデス

今の団地に引っ越してきたころは今よりたくさん星が見えていた。あれから20年経って、団地周辺はとても明るくなった。真夜中でも懐中電灯なしで外を歩き回れる。さっき外に出て夜空を眺めたら、久しぶりにたくさんの星が見えていたのでカメラを持ち出した。フィルムカメラでは面倒だった星雲の写真も簡単に撮れる。うれしいような残念なような

西日のあたる店

141120_01 私はとある珈琲店の客だ。ほぼ一週間に一度、この珈琲店のドアを開ける。どういう仕掛けか知らないが、取っ手を引くとお化け屋敷のような音がする。階段にも趣向を凝らしているようで、日暮れ時には突き当たりの壁に妙なシルエットが浮かぶ。客へのサービスのつもりかもしれないが、実のところ、そんなサービスはどうでもいい。珈琲がうまければそれでいい

Wind, Sand and Stars

好きなこと、例えば海や夜空の星のこと。それをいつも、何年も、ずっと思っていると、その思いは透き通って見えなくなる。そういう人と海や星や夕日を眺めていたい

ノスタル爺

141110_10 今ぼくが書いているのは日記。ただの日記。だれのため、と強いて問うなら、今の自分、そして時間を持て余しているに違いない未来のヒマな自分。子供や孫が読むなどとはまったく思えない。年をとると、記憶を遡り、昔はよかった、となぜか思うようになる。そんなに昔が良いものなら、今のうちに程よいものを選び、カッチリ残しておくのも悪くない