夢の中のぼくはぼくではなかった
変な夢を見た。いつの間にかぼくは散髪屋のイスに座っていた。ぼくの後ろで妙に存在感の薄い男がぼくの髪を切っていた。ふと鏡を見ると、ぼくの後頭部は切りすぎて大きなハゲになっていた。なんてことをしてくれたんだ!と、ぼくが怒鳴ると、存在感の薄い男は小さな声で、じゃあこうしましょう、といって指揮者のような手つきでハサミを動かした。しばらくするとぼくの頭はモヒカン刈りになっていた。だが問題はそこじゃなかった。ぼくはその髪型が気に入ってしまったのだ
エメラルドの伝説
迷惑な同居人
分け入っても分け入っても青い山
なにがおもしろいか、また、楽しいか。それは「分け入ること」なんじゃないか、と、最近よく思うのです。分け入るにはきっかけがあるのですが、最近では以下に記すマルセル・デュシャンとガウディの言葉がそれでした。分け入って歩いているうちに新たなきっかけが生じ、身を転じてさらに分け入っていく。そして分け入った先はその常として瑞々しく、青々と輝いているのです。
アーティストは、時空を超えた迷宮をクリアする方法を探す媒介者のようにふるまっているように見える。アーティストを媒介者とみなすならば、彼は自らが美的次元において行っていることを自覚的に理解することはないはずである。彼の創作における全ての決断は、純粋な直観に従っているのであり、自己分析によって記述することも、念入りに考えぬかれた思考として跡づけることもできない。(マルセル・デュシャン「創造的行為」より抜粋)
創造は人間を通して絶え間なく働きかける。しかし、人間は創造しない。発見する。新しい作品の為の支えとして自然の諸法則を探究する人々は創造主と共に制作する。模倣する人々は創造主と共に製作しない。それゆえ独創とは起源に帰ることである。(ガウディ)
わが家の味
未知の惑星に着陸
あなたの町の挙動不審男
ラブジョイな夜
「1月7日にエメラルドグリーンの彗星『ラブジョイ』が地球に大接近! 2月ごろまでなら観測可能か。この機会を逃すと次は8000年後!」などとネットのニュースに書いてあるもんだから、なんだか見ないと損するような気がして写真に撮ってみた。あいにく薄雲が広がっており、雲の切れ間を狙って撮影。PM2.5の影響か、はっきりしない空。多分、明日のほうがきれいに見えると思う
オリオン座の右のほうにぼんやり見えます








