勇気があれば

150208_02 以前、このブログで紹介した「嫌われる勇気」という本。おもしろかったので店のお客さんにもお勧めしている。するとお客さんはこういう。

「あなたは読む必要ないんじゃないの」

どういう意味だろう

海を見ていた午後

これといって、いやなことがあったわけでもないのに、かなしくてゆううつな一日がはじまってしまうことがある。そんなときに聞く音楽

たおやかな声

日が沈んだころ、いつものお客さんが店にやってきた。マンデリン四つ!、彼女はいつものように不機嫌な声でいった。店内には古い日本の歌が流れていた。このころの歌はよかったね、歌手の声もたおやかだ、とぼくがつぶやくようにいうと、きびしかった彼女の顔がにわかにほころび、たおやか…。ああ、久しぶりに聞いたわ。といい、遠くを見るような目になって、しみじみと、ほんとにいい言葉だよね、といった。そして、忘れるといけないから紙に書いて、といって、その紙を大事そうにしまい、うれしそうに帰っていった

標準レンズの風景

150216_19 昨年の暮れ、安い標準レンズを買った。ボディはプラスチック製。つい笑ってしまうくらい軽い。とても気に入っていて、遠出をするときは、いつもこれを付けている。ぼくの一眼レフデビューは中学一年のときだった。そのカメラに付いていたのが55mm/f1.8の標準レンズ。きっとそのせいもあるのだと思う。標準レンズで撮る風景は、なぜか決まって懐かしい

抜けた話

150214_01 どうもハンドルの具合がおかしい、と思いつつ帰路を急いだ。家に帰り着き、念のためタイヤをチェックすると右前輪が完璧にパンク。やれやれ、パンクに気づかず運転していたなんて。腹が減っていたので夕食を済ませ、疲れた体にムチ打ってタイヤの交換作業を開始した。トランクから交換用のタイヤを取り出すと、な、なんと空気が抜けている。とほほ、本気で憂鬱になってきた。ポンプを持ち出してきて空気を入れる。よかった、ポンプは壊れていなかった。タイヤを交換し、パンクしたタイヤをチェック。見たところ釘など刺さっていない。空気を入れてみる。シューシューと空気の漏れる音。タイヤではなく、空気を注入するエアバルブの付け根からだ。ネットで調べてみると、タイヤ交換時にエアバルブも換えたほうがいい、との事。知らなかった。今までエアバルブを換えたことなんかなかったし。

教訓 交換用のタイヤもたまにはチェック。タイヤ交換時にエアバルブも交換したほうがいいかも

スローガラス

150209_02 その小さな窓には特殊なガラスがはめ込んであった。どんな素材が使われているのか知らないが、窓に射した光はそのガラスを通過するのに半年かかるという。ぼくは窓の外を覗いてみた。空は厚い雲に覆われていたが、まぎれもなくそれは夏の雲だった。夏草が生い茂り、あちこちで虫が飛んでいた