山にも春が来た

150223_22 木の橋の袂に梅が咲いているところに出かけてみた。ちょうど満開で、梅の匂いがあたりに漂っていた150223_02 ヨッパライ某も気に入ったようだった150223_21

150223_13 山の頂上にある池に寄ってみた。冷たい風が吹き、時折り小雨がぱらついた150223_17 落羽松もすっかり葉を落とし、寒々とした風景だった150223_12  

150223_14 湖畔の梅。二分咲きといったところ150223_15 山を越え、海辺の食堂で昼食。ヒラメ祭り、とかいうのをやっていた。ぼくはヒラメのから揚げにした150223_16

梅を見て海を見た

150216_01 予報では朝から午後3時くらいまで雨とのことだった。ぼくはそれを信じ、遠くにドライブに出かけるような計画は立てなかった。近くの公園で雨の中を傘を差し、ウメの写真でも撮って、それで今日の休日を満足させようと思った150216_02 朝起きてカーテンを引くと、空は曇っていたが、雨は止んでいた。ぼくは一人で車に乗り、近くの公園に出かけた150216_07 写真を撮っていると、なぜか青空が見えてきた。おかしい。雨は降らないのか。またもやぼくはだまされてしまったのだろうか150216_04 ウメの花を無心に撮っていると緑色の鳥が近寄ってきた。ぼくは鳥の目が苦手だ。あれは爬虫類の目だ。緑の鳥はせわしく花の蜜を吸いながら、あたりかまわず爆撃していた。そしてついにぼくの頭上にやってきて爆弾を落とした。ぼくはあわててよけた。なんてやつだ150216_06 すっかり晴れて、花の周りでミツバチがぶんぶん騒ぎはじめた。と、そこにヨッパライ某から電話がかかってきた。どこにも行かないの?150216_09 車は北に向かって走った。冬が終わる前に、もう一度あの港町を歩いておこう、と思った。昨年できた某施設のデッキで熱いコーヒーを飲み、カメラ片手に町を歩き回った150216_12

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公園は寒すぎた

150209_03 曇りとの予報であったが、朝起きてカーテンを引くと晴れていた。晴れるのなら晴れると言って欲しい。大急ぎで出かける準備をし、車を飛ばして山をひとつ越え、左に曲がった。山を越えるとそこは曇り空で、時折り雪が舞っていた。いつもの店で安いほうの寿司を食べ、海の近くの公園に向かった150209_05 時折り雪の舞うだれもいない公園を、遠くから来た孤独な旅人のように一人歩き回った。ヨッパライ某は車から出てこなかった150209_06 公園のはずれにある野鳥の家、とかいうところにやってきた150209_07 中にはだれもいなかった。実をいうと、ぼくはヘラサギ、という靴べらみたいな顔をした鳥を見に来たのだった。案内板に、本日のクロツラヘラサギは18羽です、と書いてあった。日によって出演者数に変更があるらしい150209_08 野鳥を観察するための建物。壁に銃眼のような観察窓がついている。まるでミキシングコンソールみたい150209_09 窓の外は砂浜150209_10 右手の波打ち際に、ニワトリみたいなのが大勢うずくまっていたが、ヘラサギは見当たらなかった150209_11 帰りはいつものように伊作峠で運転を代わり、旧伊作街道に分け入って悩み多き青年のようにとぼとぼ歩いた。旧道の一部は石畳が残されており、その表面はコケに覆われている。ぼく好みのシブい道だが、気をつけて歩かないとバナナの皮みたいに派手にすべる。実は今日、カメラを覗きながら歩いていて思い切りすべったのだが、曲芸師のような軽い身のこなしで事なきを得たのである150209_12 旧伊作街道を出てしばらく歩くと大きな公園に出る。西日に照らされたウメの木が、ぼくに撮って欲しそうな様子だったので撮ってみた150209_13 今週末には満開になりそうだ150209_14家に帰り着くと、ヨッパライ某が夕食の支度をしていた。今夜は手作り餃子だ

春の匂い

150202_122月になった。嫌いな冬ともいよいよお別れだ。そうだ、ミモザを見に行かなくては。きっと咲いてる。そしてあたりに甘酸っぱい匂いを漂わせているはずだ150202_03 咲いた咲いたチューリップの花が、並んだ並んだ赤白黄色、どの花見てもきれいだな♪ なんだかパッとしない歌詞150202_04 赤く咲くのは けしの花 白く咲くのは 百合の花 どう咲きゃいいのさ この私 夢は夜ひらく♪150202_05公園のイスを見て連想するのは年寄り。もう他人事ではなくなってしまった。かもしれないかも150202_06 ミモザは八分咲き。あたりに甘酸っぱいにおいが立ち込めていた150202_13

150202_08 この花も甘酸っぱい匂いを放っていた150202_10

山の向こう

150119_01 朝から冷たい風が吹いていた。寒い日は外に出るのが億劫だ。でもヨッパライ某が店のお客さんから奇妙な情報を仕入れていたので、そこに行ってみよう、ということになった。なんと、あそこのあのあたりに鍾乳洞がある、というのだ。まさかそんな。沖永良部の鍾乳洞には行ったことがあるが、県本土に鍾乳洞があるなんて聞いたことがない。150119_04 現地の近くで昼食をとり、ヨッパライ某の案内で海沿いのどん詰まりにある神社に車をとめ、そこから山を登った。彼女によると、この山の向こうに鍾乳洞はあるという。150119_03 ぼくはまったく信じてなかったが、山道には興味惹かれるものがたくさんあったので、いちいち立ち止まっては観察しながら山を登った。150119_09 頂上にある展望所からの眺め150119_02 海の色がすてきだった150119_10 展望所から鍾乳洞は見えなかった。しかし、ヨッパライ某はまるで何かに取りつかれたように、展望所の先にある怪しい小道をずんずん歩いていった。ぼくはめんどくさかったので行かなかったが、しばらくすると、崖だった、としょげて帰ってきた。おそらく、海に接する断崖に鍾乳洞のような様相を呈した洞窟があるのだろう。船に乗って海側から見れば発見できるかもしれない。150119_05 駐車場に車をとめ、港町を歩いて探索した150119_07 昨年オープンしたレンガ造りの施設にも寄ってみた150119_06 見覚えのある少年が写真を撮っていた150119_08

なんとなく魚フライ

150112_05 昨夜遅くまで星を見ていたせいで、目が覚めたのは9時過ぎだった。今日はなんとかの日で全国的に休日。眠い目をこすりながら屋上に出ると、日差しは思ったより明るく、今日一日家の中でぼんやり過ごすのも良さそうな気がした。明るい部屋でぼーっとしてたら、いつの間にか12時になった。(写真は屋上から見た知林ヶ島)150112_01 ヨッパライ某が、もうお昼だよ、昼ごはんはどうするの、というので、車に乗って海に面した食堂に出かけた150112_02 なんとなく魚フライにした150112_07

15年前の朝

150104_01 朝6時50分に家をでる。サラリーマン生活がまた始まったのだ。玄関のドアを開けると、まだ夜の明けきらない深い紺色の空に、冴えた三日月と明るい星がペアになって輝いている。なんだか今年を暗示しているような妙な感じがした。
(2000年1月4日の日記)

15年前、ぼくは会社を辞めた。あの日、ぼくと家族3人は堤防に座って冬の海を見つめていた。これから何をするか何も決めてなかった。だれも口をきかなかった。あの時の風景はぼくの記憶の中で止まったまま。そして今日、15年前のあの堤防にやってきた150104_02 昼食はいつものハーブ園でトマトのリゾットを注文150104_03 デザートは、ヨッパライ某がカボチャプリン150104_04 ぼくはいつものようにハイビスカスのシャーベット150104_05 店の奥の部屋は、なぜか今は鉄道模型が走っている150104_06 走っている150104_07 

150104_08 植物園にも寄ってみた。チューリップがきれい150104_10 ロウバイが咲いているよ、と教えてもらったので行ってみた150104_09 昼のイルミネーション150104_12 怪獣池にも寄ってみた150104_11 初ソフト150104_13ホームセンターに寄って、先日大掃除のときに修理項目としてチェックしておいた、流し台の引出しのスライドレールを購入150104_14傷んだ引出しのスライドレールを取り外し、新しいのに交換。快適に引出せるようになった

A LONG VACATION 6日目

150103_01昨日まで地表を覆っていたネズミ色の雲がやっと取れてきたので冬眠から覚めたムーミン気分でドライブに出かけた。行き先は芸もなく例によっていつもの山を越え、いつもの信号を左に曲がり、ずーっと走ったあのあたり150103_02あのあたりの漁港近くの店で昼食。普段は安い方の寿司しか食べないのだけど、年に一度の正月ということで、上ずった声で高い方の寿司を注文。ウニを切らしているとかでイクラが二つ入っていた。次にこれを食べるのはたぶん一年後の正月150103_03 いつもの海辺のレストランに行ってみた150103_06 昨年植えたパパイヤはすくすく育って、あとはぼくの口に入るだけになっていたのだが、マスターの話によると、果実はどんどん生るのだけど完熟しない、とのことであった。冬に実をつけたのがまずかったのではないだろうか150103_05  150103_04 76歳になったそうだ。一人で寂しくないか聞いてみると、ウツになりそうなくらいだ、とのことだった。大阪に家はあるのだけど、あそこでは木を切ったり畑を耕したり、自然と遊ぶことができないからなぁ、って150103_08 帰り道、いつものように峠で運転を代わり、車を降りて旧伊作街道に分け入った150103_07 くどいようですがシェーをしているわけではありません150103_09 踊っている木を発見。そういえば昨夜、某国営放送で「100分で日本人論」というのをやっていたが、こうしてだれもいない日暮れの山道を一人で歩いていると、番組の論客たちの言わんとしていたことが実感としてわかってくる。ああ、ぼくも日本人の端くれだ150103_10ふもとに到着。だれもいない道って、どうしてこんなに楽しいのだろう

どん底

141222_01 今日は休日。そして一年のどん底、冬至。さあ、どこへ行こうか141222_02予報はいつものように外れ、朝から青空が広がっている。今日のテーマはすでに決まっていた。ずばり冬至だ141222_04ぼくは頭を働かせ、冬至にふさわしい場所をぐるぐる考えた。冬といえば冬眠、冬眠といえば、ムーミン、ムーミンといえばカバ。そうだ、カバといえばあそこだ141222_07 こんな木枯らしの吹く寒い日にいったいどんな物好きがここにやってくるのだろう。しかし、いた。変なカップル、変な外人、変な子供連れ。ぼくは昼ごはんがまだだったのでソフトクリームを買った。冬のせいか恐ろしく冷えていて食べているとハナと涙が出た141222_08

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141222_06穴の開いた靴を履いてきてしまったせいで、足が凍ってしまった。ような気がする

足跡

141215_06 一人でどこまでも歩いていると141215_07 いつの間にかもう一人のぼくが現れて、いっしょに歩いている141215_05 幽霊みたいだ。いや、このまえ読んだ本に出てきた、マーニーって子と同じタイプかもしれない141215_09 ぼくが海を見つめていると、彼も海を見つめている141215_11