タンザニア・クラシック・キリマンジャロが入荷しました。なんだかよくわからない謎な絵柄がプリントされてます。
きれいなグリーンの豆です。
水分値12.7 やや高めの数値。生豆の含水率はメイラード反応に大きな影響を与えます
お盆に広げ、欠点豆や小石、木片などの異物を取り除きます。手間のかかる根気を要する作業です
麻袋から取り出し、お盆に広げた状態。このまま焙煎しても問題なさそうですが、よく見ると虫食い豆や腐れ豆がわずかに含まれます。高名な某ナチュラル精製のモカなどは、お盆に広げるとその欠点豆や異物の多さに思わずため息が(笑)。欠点豆や異物が混じったまま焙煎すると風味が濁ります
取り除いた欠点豆や異物。クラシック・キリマンジャロは現地でハンドピックされた高品質な珈琲ですが、中身の抜けた貝殻豆がやや目につきます。焼きむらの元になるので取り除きます。
焙煎度合いはフルシティ。酸味はほとんどありません。
品名 : Tanzania Classic Kilimanjaro
グレード等級 : AA
生産地(エリア) : タンザニア北部キリマンジャロ州モシ
農園名(農協) : 複数の小規模農家(ウルノース農協)
品種 : ブルボン・ケント
標高 : 1,400~1,600m
精製法 : ウォッシュ
入数kg : 30kg
パッキング形態 : グレインプロ
訴求ポイント : キリマンジャロ山嶺で生産された【正真正銘の、古き良き】キリマンジャロ効率に走らず、昔ながらの製法で栽培・精選
味覚特徴 : ジャスミン・レモン・バニラ
■キリマンジャロ・コーヒーの歴史
タンザニアには1898年にカトリック宣教団によってコーヒーがもたらされました。アフリカ大陸最高峰のキリマンジャロ山は、その頂を白く輝かせる根雪に象徴されるように、降雨に恵まれ、その山麗一帯は、古代の火山活動の影響を受けた肥沃な土壌の恩恵も受け、最高級アラビカの産地としての条件を揃え、永く最高級のアラビカコーヒーを生産しております。日本では、キリマンジャロコーヒーとして、高級アラビカコーヒーの定番として知られています。
■近年のキリマンジャロ・コーヒー
タンザニアではコーヒーの木 1本あたりの収穫量が乏しいだけでなく、価格の下落、トレーニングや機材の不足から毎年生産量は安定していません。また、近年世界で流通しているキリマンジャロコーヒーはキリマンジャロ山麓のある北部産のものではなく、ほとんどを遠く離れた南部産のものが占めているといわれています。その割合は約7割といわれております。
■今回のコンセプト
近年のキリマンジャロ・コーヒーの現状を踏まえ、「古き良き、キリマンジャロ・コーヒー」を復活させるべくオリジナルのスペシャルロットを条件にこだわり作成致しました。
□ タンザニア北部の中でもキリマンジャロ山麗の地域指定
□ その中でも標高の高い1,400~1600mで生産している小規模農家に限定
□ グレーダー4名が多数のロットをカップし、キリマンジャロコーヒーらしいキャラクターをもったロットを厳選
※タンザニア山麗の標高に高い地域では傾斜が急なため大規模農園を経営するのは、品質の管理上難しいとされております。このため本ロットは標高の高い地域に絞っていることから、小規模農家をカップ品質にて厳選しております。