バリアラビカ神山

投稿者: | 2018年7月24日

5年くらい前の話。鹿児島に転勤してきた青年が店の常連客になった。その彼がある日かわいい女性を連れてきた。二人はカウンターの席に座り、彼女は置いてあったバリアラビカ神山のパンフレットを手に取った。まずい、と思った。妙齢の女性には少々問題のある言葉が文面に含まれていたからだ。不安なまなざしで観察していると、突然彼女は笑いはじめ、見て見て、〇〇〇〇だって!と指さして彼に見せ、次の瞬間、ふたりは爆発的に笑いはじめた。試飲して味も気に入り、二人はこのコーヒーを買って帰った。数週間後、二人はまたやってきた。「父と母に例のパンフを見せたら、すっごい受けたよ!」と彼女は喜色満面。やれやれ、親に見せるなんて。以来、二人は結婚した後もずっとこのコーヒーを買い続けている。

30kgの麻袋で送られてきます。

涼しい顔の美女。どこかミステリアス

生豆は、薄いグリーン

フルシティ・ローストで焙煎しています。酸味はありません


(インドネシア・バリ島) 神の島バリ、峰々に神々が宿り山野に精霊が満つ。 バリ島では多神教のヒンズーと土着の宗教が複雑に融合して、日常生活のすべてが神への祈りにつながっています。ガムランの響きしなやかな乙女の舞い、何を想い何を祈るのか旅する者達を魅了して止みません。聖なる水にあふれた豊かな大地からさまざまな恵みがあります。地鳴りとともに噴煙を上げるバツール山(1717m)、この山腹1100m~1500mのキンタマーニ(Kintamani)高原にコーヒー農園が広がっています。バリ島の水がめと呼ばれる美しいバトゥール湖を中心に広がるキンタマーニ高原。太陽が昇り深く立ち込めた霧が薄れ行くなか、朝露に濡れた白いコーヒーの花が香りを漂わせながら輝き始めます。常夏の海浜辺のざわめき、そんな下界の喧騒をよそに高原の柔らかい陽射しを浴びて、花は小さな青い実となり赤く色ずく秋を迎えます。実りを神に感謝しながら一粒一粒摘んで精製工場へ集めます。清水を満たした水槽へ集めたコーヒーの実を入れ比重選別をします。完熟の実は重いので沈み未成熟の実は軽いので浮きます。浮いた実を取り除き沈んだ重い実の果肉を除去します。 回転する2本のローラーを通し実から種を絞り出し、種に付いた果肉の残りを洗い流し乾燥へ。さんさんと輝く太陽のもと10日ほどかけて丹念に乾燥させ、水分含有量を30%にします。その後薪を焚いて横形ローラーで40時間じっくり乾燥させ水分含有量を10%にします。脱穀機で種を包んでいる皮を取り除きスクリーン選別をします。豆の直径が5,5mm以上を機械でふるい分け、風選別で軽い豆を吹き飛ばして除きます。3~4人が一組となって色・形の違う豆を丹念に選り分け袋詰めし輸出しています。 立ち昇る深い香り、口に広がるホロ苦さ、バリアラビカは神の島からの贈り物です。