ケーキ

仕事を終え、家路を急いだ。1時間以上の遅刻。今夜は誰かの誕生会。会はすでに終わっていた。集まってくれた人たちが帰った後、ケーキに使用済みのローソクを立てて火を灯した。なんだかぼくの誕生日

君のケーキは燃えているか

手分けしてローソクを立てる。手分けしてローソクに火を灯す。ここまではいつもと同じだった。今までと違ったのは、もう一人のぼくが、キミはこれだけのローソクを一息で消せると思うのか? と耳元でささやいたことだ